2013年4月21日日曜日

CBS Radio Mystery Theater [Come Back Next Week]


メモの日時:1983411日(月)
タイトル:[Come Back Next Week]

Episode; 1349

主人を殺された夫人、獄中に殺し屋を訪ねる。毎週、毎週の訪問。最初は面会さえも拒否していた殺し屋も、次第に週末の彼女の訪問を心待ちにするようになる。
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年以上も獄中に入ることになっている殺人犯は、次第に彼女の訴えに心を動かされ、ヒントを与えて彼を雇った男の正体を調べる手がかりを与えるようになる。
即ち、高額の殺人依頼金を払うのであれば、殺された男(彼女の夫)は殺人依頼者にそれ以上のメリットを与えるはずではないか、であるとすれば、本当に主人のことをあなたは知っているのか、などなど。
そこで主人のことを調べてみると、彼が関係している財団より多額の金額を引き出している。その使用目的は若い女性であり、彼女と賭け事に大金を使っていたことがわかる。そして、その埋め合わせのお金は夫人から引き出すことが必要となり、蘇お最も効果的な方法は夫人を殺すことである。
であれば、殺し屋の斡旋者に殺しを依頼したのは彼女の夫である。では、何故に夫人が殺されず、夫が殺されたのか。
ここで登場するのが、夫人とその夫の共通の友人の存在である。彼は街の名士であるが、彼の奥さんの話によれば数年前に事業に失敗し、無一文になったのだが、その時に彼女も知らない、何かに関係し、現在の生活を送るお金を得ているのである。そして、その仕事こそが殺し屋の斡旋業ではないだろうかと、彼女は想像する。
即ち、夫人を殺して彼女の財産を手にいれようと夫は殺しを依頼するわけであるが(勿論、斡旋人が友人とは知らないで)、その依頼を受けた友人は、殺し屋に、夫人ではなく、夫を殺すように指示を出した。そして殺し屋は、その指示を忠実に実行したのである。
二人の男の陰の部分を描い面白い話であった。


2013年4月20日土曜日

CBS Radio Mystery Theater [Resident Killer]

メモの日時:198348
タイトル:[Resident Killer]

Episode; 1386


未来世界。人々は攻撃心を無くし、平和で完全な世界で豊かに暮らす。
主人公は宇宙パイロット。未だ攻撃心が抜けず、攻撃心の無い社会(anti-aggression society)を無視し,ボクシングジムに通う。が、その彼も心理療法で性格を変えて攻撃心を無くする。
と、突然の宇宙人の攻撃。先任パイロットが亡くなったことから、彼にその任が与えられ、必要性と言う名目で攻撃心が認められる。どうも、大統領も攻撃心の無い社会のリーダーにも攻撃心がみとめられているようである。
再び心理療法で攻撃心を持つに至った主人公は、宇宙に出撃し成果を挙げる。 状況から見て最後の出撃の時だろうが、ミサイルが命中したにもかかわらず、宇宙船が接近し、彼の前に宇宙人が現れる。主人公の攻撃により傷ついた宇宙人は、宇宙人の星に来て、一緒に地球を征服しようと持ちかけるも、傷が重く治癒力が効かず結局亡くなる。
地球の帰還した主人公は大統領より勲章を与えられその功績を讃えられる。その後の大統領との会話の部分が聴き取れなかったので、最後の落ちがあったのかどうかさだかではない。全てを支配し得る力を持った彼は、如何なる行動をおこしたのだろう、か。




2013年4月19日金曜日

CBS Radio Mystery Theater [Three Fireflies in a Bottle]


メモの日時:198347
タイトル:[Three Fireflies in a Bottle]

Episode; 1385


話は精神に障害をきたし現在治療中の患者の手記の形で展開する。
7歳のとき、宇宙人と出遭った子供、両親に信じてもらえず心に深い傷を負う。意識下に「喪失感(sense of lost)」を生じ、更に、対人関係障害(no committed to relationship)となってしまう。
17歳の時、7歳の頃の体験を無意識下に押し込めていた彼ではあったが、彼女との夜のデートで見た蛍が契機となり、再び宇宙人と出遭うことになる。このときも誰にも信じてもらえず、一層人とのつながりをもたなくなってしまう。
20歳の頃、催眠術師により、幼児期・青年期の無意識化の「喪失感」への怖れが七歳の時に出遭った宇宙人と、それを失ったことへの悲しみが要因であると指摘され、そのことを精神分析医(psychiatrist)に笑われたために彼を殺してしまう。
ドラマではそこで、病室に母親が登場。彼には母親であることはわからないだろうと病院の医師に伝えられているようであり、彼の病状が重いものであることを暗示している。彼は宇宙人が現れて、汚染された地球の破滅を予知していると話す。母親は彼が子供の頃に同じ話をしたことを思いだす。彼は再び、冒頭で描かれた手記を書きだすことになる。
ここまで聞いてきて、どこまでが想像の世界か現実にあったことか、まったくわからなくなってしまった。精神分析医を殺したというのも想像の産物にも思えてきた。すべてが、ビンの中に閉じ込めた3匹の蛍から、彼が想像したお話のようにも思えてきた。


2013年4月17日水曜日

CBS Radio Mystery Theater [A Last Day of a Dictator]

メモの日時:198346
タイトル:[A Last Day of aDictator]

Episode;1384


歴史に翻弄された男と女の話。
イタリアの独裁者ムッソリーニ。大戦も末期、戦局はイタリアにいよいよ不利。議会も彼を裏切り、国王からも見放され、囚われの身。
ヒットラーの命を受け、彼を助け再起を図ろうとするも果されず、パルチザンに囚われ殺される。
弱く、優しき男を愛した女性の物語。



2013年4月16日火曜日

CBS Radio Mystery Theater [Desert Maiden]

メモの日時:198345
タイトル:[DesertMaiden]

Episode;
 1383

大学時代はブットボールの花形選手、今は広告代理店で働いている主人公。
はるばるやってきた砂漠のスタンド。そこで、見知らぬ女性に彼の愛称で呼び掛けられ驚くことに。実は、大学時代に抽選で花形選手の彼とのデートに当選し、彼と夢のデートを楽しんだ娘であった。彼女はインデアンの出身で、インデアンの伝説を研究しているとのこと。
彼女と愛の伝説の地を訪れ、そこで不思議な体験をすることになる。大学時代、本当に好きだったのは、その彼女であること、花形選手の彼と結婚した前妻のこと、夢と現実の体験。
香水にまつわる伝説を見つけ出すことは、女社長からの電話でどうでもよくなる。彼が思いつきで言った“クレオパトラの香水”を商品名としたので、その宣伝コピーを、との督促。
女社長の若き愛人として過ごした20年と決別し、新たな人生へと。



2013年4月14日日曜日

CBS Radio Mystery Theater [The Flash Point]



メモの日時:198344日(月)
タイトル:[The Flash Point]

Episode 1382

20年間、会社大事と働き続けた男。ある日、パートナーに退職を宣言される。その理由は、会社が乗っ取られ、“俺は残るが、お前は去れ”との言。失意にうちひしがれ、国を横断し、仕事故と、ほったらかしの妻に会いに飛ぶ。とは言うものの、娘の年も覚えていないような、わが身大事の男に甘えの許されるわけもなく、妻からも見放される。
あまりの心労に、その解決策は記憶喪失に陥るのみ。
トラックの運転手の情をほどこされ、スタンドの主人に接し、職を得て、人の世の優しさに目覚めるこの男、昔の仕事がエンジニアであるが故に、名付けられたあだ名がJason。古典専攻の女主人の説明では、Jasonとはギリシャ語でFixer(修理屋)とのことではある。
時も過ぎ、昔の知人により、おのれの過去を呼び起こし、再び復讐に元の同僚を殺さんと向かう。そこで見たのは彼を失い、困りはてた男の姿。殺すこともやめ、元の砂漠のスタンドに戻り、その後永久に平和に暮らした、とあるのは
余りに単純。そのうちに単調な生活にも飽き、再びビジネスの最前線に復帰は必定では、とはまた別の話ではありましょう。


2013年4月13日土曜日

CBS Radio Mystery Theater [Fly Swatter]


メモの日時:1983年41()
タイトル:[Fly Swatter]

Episode1381

年老いた掏りの夫婦。世もせちがらくなり、一匹狼は許されず、掏りの組合に加入しないことには仕事もできなくなるし、警官には目を付けられている。世の人はと言えば、富めるも貧しきも現金をもたずクレジットカードのご時世。
といったことで廃業を考え、仕事を探し運よく執事と家政婦としての仕事を見つけ働きはじめる。
御主人さまご夫妻は、食事を摂ることもなく、なによりも、ハエを駆除した執事に異常なまでの怒りを示す。実はこの邸宅の御主人夫妻は、宇宙より地球に来りたハエの化身。結局は人の姿から本来のハエの姿に戻り眠っているときに、執事に駆除されて話は終える。執事はこのハエがご主人様とはわかってはおらず、外出したご主人様を邸宅でいつまでも待っていた。
この作品、執事夫妻が地球征服といた夢にうなされたり、といったことはことは聞き取れるのだが、元スリの夫妻を採用した理由など肝心な箇所が聞き取れなかった。<ハエの化身が安眠するために彼らの何かが適していたのだろうが、私の英語力では聞き取ることができなかった。


2013年4月12日金曜日

CBS Radio Mystery Theater [Tony's Market]

メモの日時:1983年3月31日(木)
タイトル:[Tony's marke]

Episode 1380



深夜営業のコンビニで殺される3人と、犯人、その男も警官に射殺されることになるのだが、その4人が事件に至るまでのお話。
登場人物1:主人公、と言って良いのかどうかわからないが、射殺犯。自宅で母親との口論のすえ、母親の買い忘れたストロベリーアイスを買いにコンビニに。夜道ゆえの安全のため銃を持ち出すも、ことの成り行きより、"I'm sorry"の言葉にうんざりし、誰か最初にこの言葉を言った者を殺す、とのセリフを残しコンビニに向かう。
登場人物2:コンビニ"Tony's Market"の主人。イタリア移民の働き者。もっと人生を楽しみましょうと女房に責められ、深夜営業も今宵限りと店に出る。
登場人物3:コーディリア夫人。40歳代。美しさも消えなんとする焦りもあり、女房持ちの男との口論の末、二人の関係を今宵限りと清算し、独りだけの"独立祭"を祝うべく、好きなタバコを買いにコンビニへ向かう。
登場人物4:元俳優の老人。一時は一世を風靡するも、今は仕事も、なし。されども、今をときめく新進気鋭の女性映画プロデューサーに俳優の仕事をオファーされ、祝宴をあげるべくコンビニに買い出しに向かう。因みにその女性プロデューサーは彼のマクベスの演技を見て感激し、この世界に入った、と。
登場人物は勢ぞろい。それぞれの経緯を経てコンビニに集まる。で、主人公、と言うか犯人の登場人物。ストロベリーアイスを求めるもの、成り行きでコンビニの主人の言った 、"I'm sorry"がトリガーとなってコンビニの主人と偶々居合わせたお客の二人を射殺する。

犯人も母親の通報を受けパトロール中の警察官に射殺され、"All is over".

2013年4月11日木曜日

CBS Radio Mystery Theater [The Pale Horse]


メモの日時;1983年3月30日(水曜日)
タイトル: [The Pale Horse]

Episode 1379



男、50代、お金持もある。その奥さんは20代の元ファッションモデル。
その若き女房、夫を殺し若い愛人と一緒になろうとの思い。薬を入れ替えたり、酸素供給レベルを低下させ、ようやく計画完成、と。
この主人公、霊界を彷徨い、Death Couchに乗ろうとした時、女房の父親に出逢う。この女房の父親というのが銀行強盗で獄中死した強者。で、この親父も娘のことを、あまり良く思っていない。
そこに登場したのが美貌の女房の恋人である写真家。この男、彼女に強引に計画に引き込まれ、嫌々付き合わされていたのだが、計画実行の前日交通事故に遭い、1日早く死の世界へと。
彼から計画の一部始終を聞いた主人公は、これは堪らんと、生の世界に戻り、主治医と家政婦に事の次第を告げて幕は降りる。