2013年4月19日金曜日

CBS Radio Mystery Theater [Three Fireflies in a Bottle]


メモの日時:198347
タイトル:[Three Fireflies in a Bottle]

Episode; 1385


話は精神に障害をきたし現在治療中の患者の手記の形で展開する。
7歳のとき、宇宙人と出遭った子供、両親に信じてもらえず心に深い傷を負う。意識下に「喪失感(sense of lost)」を生じ、更に、対人関係障害(no committed to relationship)となってしまう。
17歳の時、7歳の頃の体験を無意識下に押し込めていた彼ではあったが、彼女との夜のデートで見た蛍が契機となり、再び宇宙人と出遭うことになる。このときも誰にも信じてもらえず、一層人とのつながりをもたなくなってしまう。
20歳の頃、催眠術師により、幼児期・青年期の無意識化の「喪失感」への怖れが七歳の時に出遭った宇宙人と、それを失ったことへの悲しみが要因であると指摘され、そのことを精神分析医(psychiatrist)に笑われたために彼を殺してしまう。
ドラマではそこで、病室に母親が登場。彼には母親であることはわからないだろうと病院の医師に伝えられているようであり、彼の病状が重いものであることを暗示している。彼は宇宙人が現れて、汚染された地球の破滅を予知していると話す。母親は彼が子供の頃に同じ話をしたことを思いだす。彼は再び、冒頭で描かれた手記を書きだすことになる。
ここまで聞いてきて、どこまでが想像の世界か現実にあったことか、まったくわからなくなってしまった。精神分析医を殺したというのも想像の産物にも思えてきた。すべてが、ビンの中に閉じ込めた3匹の蛍から、彼が想像したお話のようにも思えてきた。


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