2016年6月1日水曜日

CBS Radio Mystery Theater  [Redhead]

第百三十八話

メモの日時;1983年10月7日(金)
タイトル: [Redhead]
Episode;1357

又も赤毛の女性が殺された。これで4人目である。この女性を乗せたバスの運転手であるハリーは彼女を殺したのは自分である、と警察に出向く。事件当夜、停留所を行き過ぎたときに彼女が降ろしてほしいという願いを断り、次の停留所で降ろしたため、これが原因で殺されたと話す。

ハリーは妻に責任を感じると悩み、彼女を降ろさなかったのは、今は亡き娘と同じ年頃であったことも事実だと妻に打ち明ける。彼は元ボクサーであったが、今は幸せな人生を送っていることに感謝し、この事件の罪滅ぼしに、未だボクシングで成功する夢から醒めず孤独な人生を送っている昔のボクシング仲間に金銭援助してはどうかとかと妻に勧められボクシングジムを訪れる。
ハリーは昔のボクシング仲間に、もういい加減にボクシングを諦め職に就くように勧めるが、彼女にも逃げられ未だチャンプの夢を見ているその男には通じない。

そうしたとき、ハリーは妻と、殺人事件に奇妙な一致点があることに気づく。それは、毎週金曜日に赤毛の女性が殺されている、また、4件の殺人現場がボクシングの試合のある場所と一致しているのである。そして、昔のボクシング仲間の男から逃げ、自動車事故で亡くなった女性が赤毛であったことから、その男を犯人と思い始める。

金曜日が訪れる。が、事件は起きなかった。しかしその週にはボクシングの試合はなかった。
その男の試合のある日、夫妻は会場に訪れ、試合に敗れた彼をロッカーで一瞬目を離した隙に彼が消え去る。ふたりで彼を探すと女性の叫び声。駆けつけ女性を救い、彼女を鎮める。彼は精神病院へと連れて行かれる。

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