2016年2月20日土曜日

CBS Radio Mystery Theater  [The Hand of Amnesia]

第百二十六話

メモの日時;1983年9月21日(水)
タイトル: [The Hand of Amnesia]音声は左の英語タイトルをクリック
Episode;1350

年上の金持ちの女性と結婚した男フォスター、夜に荒地を歩きながら彼女から離婚の話を切り出される。妻は私立探偵を雇い、彼のデンバーの愛人を突きとめたのである。
それから4ヶ月後、彼女の姉とその夫がフォスターを訪れていた。あの夜以来、姉が行方不明となっているのを不審に思い、警察官であった夫と調べにきたわけである。フォスターは、彼女は記憶喪失にかかり戻れないのだと言い張るが、財産目当てに結婚したと思っている姉はフォスターの話を信用しない。昔のよしみで警察に出向き調べるも、決定的な証拠はなく、只デンバーの愛人の事を知ることになる。
フォスターが愛人にに宛てた手紙などから彼女が動機で犯行を犯したと思い、行方不明となった夜に歩いたという荒地を調べようとする。荒地は大変危険で、一寸したことで石が崩れるようなところ。ロープを使い下り始めると大きな土砂崩れが起き、とても下りることはできないと分かり、そんな荒地に殺して埋めることなどできないと、疑った事を彼に謝る。
その夜、久しぶりにくつろいで夕食をとっているとき、その日に撮った写真に、どうも人の手のようなものが写っていると姉が言い出す。フォスターはその言葉に非常に怒り、一刻も早く家を出て行くように要求する。フォスターも以前、夢に妻が崖下に落ち、岩に埋もれている姿を見たりしていたので、気になり明朝警察が来るまでに確かめようと荒地に向かう。
翌朝、警察が姉夫婦のもとに現れ、フォスターが荒地で亡くなっていたことを告げる。彼らはこれでフォスターが真犯人と確信し警察も協力を感謝し帰ってゆく。
翌日、彼女が大変な間違いを起こしたと夫に伝える。写真に写った人間の手だと思ったのは木であったと言い出す。そのとき、入口に物音がするので出てゆくと、そこに現れたのは亡くなったはずのジュディであった。彼女は大丈夫と言うにだが、話からすると、彼女が覚えているのはフォスターと再婚する前の夫が亡くなった時のことだけであり、それ以降の記憶はすべて消え去っていた。可哀想なフォスター。

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