2016年2月9日火曜日

CBS Radio Mystery Theater  [My Fair Lady-Killer]

第百二十二話

メモの日時;1983年9月15日(木)
タイトル: [ My Fair Lady-Killer]
Episode;0592

女性のもとに男性からの電話。女性はアニータ・ロレンソン、男性はテレンス・フェルマー。二人は不倫関係にあり、アニータはテレンスに妻と別れて自分と結婚することを迫る。そのとき、アニータに訪問者。電話を離れ応対に出るが、何か事件が起きた気配。
それから4,5日後 、テレンス・フェルマーのもとにリスター刑事が訪れ、アニータ・ロレンソンが32口径の銃で殺害された事件の事情聴取。最初は二人の関係についてしらをきるも、アニータが妹に宛てた手紙にテレンス・フェルマーとの関係が書かれており、モーテルでの諍いの裏を取っており、二人の関係を認める。
事情聴取の後、リスター刑事と刑事部長との会話。リスター刑事はテレンスの犯行と主張。アニータがテレンスの妻に、二人の関係を告げることを防ごうと彼女を殺したのだ、と。リスター刑事はテレンス・フェルマーのような男に嫌悪を抱いているようであり、刑事部長はそんなリスター刑事に冷静になるようにと話す。
そんなとき、第二の殺人事件。被害者はサラ・ジーン・トンプキンス。今回も同じ32口径の銃による殺人。リスター刑事は彼女の元の夫の母親に事情聴取。息子とサラは離婚をし、母親としてはそれを喜んではいたのだが、息子のたっての願いで、嫌々復縁を認めたとのこと。母親は男好きのするサラのことをよく思っていないようである。その事情聴取の中で、彼女が客を迎えに行き事件が起きたとき、サイレンサー付きの銃の発射音を聞いたと話す。リスター刑事は未だテレンスを容疑者と思っている。
その事情聴取の最中に刑事部長からの電話。第三の殺人事件が起こった、と。被害者はマリリン・ウオーター。離婚歴のある魅力的な女性で、同じく32口径の銃で殺害されていた。
3人の被害者の共通点は、魅力的で男好きする女性であること。刑事部長とリスター刑事は精神分析医に犯人のプロファイリングを依頼。中年の男性で、シャイな性格、そして未婚などとのご託宣。刑事部長とリスター刑事は被害者の共通点を検討。魅力的な容姿の他、犯行現場は共に玄関であり、出迎え時に殺害されていることから、荷物などの配達人を容疑者として調査。17台の配達のトラックを絞り込み、これから捜査、というときにマリリンの別れた夫からの電話。アルビン・プライスという庭師とマリリンのことを伝える。
場面はアルビン・プライスの家。夫人のフェリシアは出かけようとするアルビンに家で共に過ごしたいと願う。それでも出かけようとするアルビンに妻のフェリシアはアルビンが3名を殺害したこと、また彼が3人の女性と関係をもったことも知っていると告げる。
一方警察署では刑事部長とリスター警部はアルビンの容姿、バックグランドが精神分析医と全く異なるため少々困惑。しかし、当たって砕けろとばかり、アルビンの家に向かう。
ふたりの警察官がアルビン宅に到着。アルビンを女婿連続殺人事件の容疑者と告げるが、アルビンは当惑。疑惑を晴らすため、家宅捜索をしてほしいと自分から申し出る。その結果、地下室から32口径の銃を発見。アルビン・プライスは逮捕されるが、本人は意外な展開に驚くのみ。
アルビンは裁判を受け入獄。面会に来たフェリシアが彼に告げた真実とは;殺人犯はフェリシア夫人。男前のアルビンが見た目の良くない自分と結婚したのはお金目的。殺人は女性と関係をもつアルビンに対する復讐であった。これからはアルビンは他の女性ではなく、自分だけのもの、と告げて去る。

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