2013年7月12日金曜日

CBS Radio Mystery Theater [A Heart of Gold]


メモの日時;1983年6月7日(火)
タイトル: [A Heart of Gold]
Episode; 0603

金(Gold)に魅せられた女性メリアム夫人。幾多の金製品を所蔵するも、後継者もなく、さりとて金を持って墓場に行くこともならず、自分の肖像を刻んだコインにつくり直して、市に寄付しようと顧問弁護士に告げる。
弁護士は肖像画を描く画家を新聞で募集の手配。そして、その新聞記事を見たとひとりの画家エリオット・ラスコーが訪ねてくる。持参した作品に夫人は満足。弁護士は詐欺師の疑いもあると身元調査をし、確認のうえ、肖像画を描くことを依頼する。
画家ラスコーに肖像画を描かれながら、子供の頃から金を蒐集してきた昔を回想してゆく。イアリングは友人の女性が持っていたものを、どうしても欲しくなり、さる筋に1万ドルで依頼して彼女の耳をそぎ落とし、彼女には必要無くして手に入れた。また、黄金の花瓶も、老人を騙して借り受け、知らぬ風を決め込んで取り上げ裁判沙汰になろうとするが、彼女との話に老人は怒りのあまり心臓発作で死に至り。結果的に手元に残った。
こうしてコインが完成した日、画家の到着が遅く、持ち逃げしたのかなど邪推するうちに画家が現れる。そして手渡したコインを見て彼女はショックで死んでしまう。そのコインをみると老人の像が浮び上がり、しかも片耳が削ぎ落とされていたのである。

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