1983年と言うから、もう30年前になるだろうか。NHKのラジオで放送されたCBS Radio Mystery Theaterを1年間効き続けた。内容もシャーロックホームズといった古典、探偵ものSF, Fantasy、ホラーなどカテゴリーもバライティに富んでおり、50分で一話完結、次回に続くといった「まだるっこさ」がないのが自分の性に合ったのだろう。ともかく面白かった。 当時のことであるので、カセットに録音していたのだが、最近WEBでアーカイブが公開されていることを知った。 丁度その頃、大学生になった娘が英語に興味をもちはじめたので、ノートのメモを書き起こし、通学の行き帰りに聴けるようにと、このブログをつくった。 乏しい英語力であり、また、その概要はその日のうちに、を基本としてメモしており、その日の都合により至極簡単なメモになったり、時間があれば結構長いメモになったり、また、聞き取れないこと、聞き間違いも多いかと思うが、私のような英語初級上か中級下(中学時代に受けた英検4級が唯一の英語の資格)の方のリスニングの参考になればと思う。
2013年7月24日水曜日
CBS Radio Mystery Theater [The Last Duel]
メモの日時;1983年6月20日(月)
タイトル: [The Last Duel]
Episode; 1322
アレキサンダー・プーシキンの作品を脚色したもの。<br> サージェル大佐の埋葬の日から物語がはじまる。ニコルソン大尉とローレンス中尉の会話から、勇敢な戦死であるという大尉に対し、ローレンス中尉は、大佐は自分が申し込んだ決闘を逃げた卑怯者だと。これを咎める大尉に対しローレンス中尉は、決闘を申し込む。
そこでニコルソン大尉は、サージェル大佐の真の姿を知らせるべく、回想を始める。ローレンス中尉がはじめてサージェル大佐と会った日、大尉とともにバカラをはじめる。大尉はローレンス中尉のよからぬうわさ、いかさまをする、と噂を大佐に話す。最初は信じなかった大佐ではあるが、注意深くみているうちに、噂は本当であると確信し、ローレンス中尉を呼びつけ、家を去るように命じる。
それに対し、ローレンス中尉は名誉を汚されたと大佐に決闘を申し込む。 この決闘の申し込みに対し、連隊長でもあるサージェル大佐は受けようとしない。そしてこの噂は連隊中に広がる。挑戦を受けようとしない理由を尋ねるニコルソン大尉に対し、大佐は、自分は名誉をかけた決闘を控えており、つまらない事での決闘に身をさらすことはできない、と言う。
大佐が決闘へと旅立つ日、大尉に話した事実とは、6年前自分の美しいフィアンセを奪われ、人々の前で恥をかかされ、決闘を申し込み決闘が行われるが、相手の男は全く死を恐れないし、死への準備もできていない。そんな男を殺しても仕方がないと、自分が撃つ権利を保留し、自分の好きな時に呼び出しをかけることにして、その時は別れたのである。
そして、今回、友人の知らせで、その男が元フィアンセと結婚するとことを知り、今こそ再度決闘を終える時と決め、出かけて行くのだ、と。 それから数年後、ローレンス中尉がニコルソン大尉の副官となる。受け取った手紙をみると伯爵からの招待状。美しき夫人に会うことも知人を多くつくるひとつと共に出かける。そこで美しき夫人と会い、そのうちに伯爵も戻り、話がはじまる。そこで気づいたのは、壁の絵に弾の跡がのこっていること。銃の扱いの話からニコルソン大尉の友、サージェル大佐の話に及んだ時、伯爵もサージェル大佐のことを知っている、と。そして、ニコルソン大尉はこの伯爵こそが、サージェル大佐の決闘の相手であったことを知る。
伯爵が語るには、4年前、サージェル大佐が突然現れて決闘の続きを始めよう、と。しかし、その時、彼の妻(サージェル大佐の元フィアンセ)は視力を失い、伯爵の助けを必要とし、伯爵も彼女のために生きなければならないと必死の思いであるので、サージェル大佐は結局伯爵を許し、伯爵の撃ち損じた弾跡めがけて銃を撃ち、去っていった。そして、その後、妻の視力が奇跡的に回復し、現在に至っている、と。
この事実を知らされたローレンス中尉は自分の愚かさを恥じ、ニコルソン大尉に申し込んだ決闘もやめ、サージェル大佐を真の勇気、名誉ある戦死と認めることになる。
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