2013年7月18日木曜日

CBS Radio Mystery Theater [The Rich Ostrich]

メモの日時;1983年6月9日(木)
タイトル: [The Rich Ostrich]
Episode; 0841

 話はこの事件に巻き込まれた新聞記者ジャック・サイモンの回想ではじまる。 田舎にサーカス一座。ビジネスはあまり上手くいってないようである。そこに、サーカス狂いのインド人外交官モハメッドが訪問するということで派遣された記者ジャック・サイモン。サーカス一座の座長の娘ジュリーとモハメッドのエスコート。そして、ダチョウの檻に近づいた時、ジュリーの注意を聞かず檻に近づき、ターバンにつけていた家宝のダイヤモンドをダチョウに飲み込まれる。
モハメッドは狂乱の風。直ぐに取り返せと抗議するも、法的にはモハメッドは、何も主張できない。記者は、そのうちに出てくる、などとコメントするも、モハメッドは直ぐに返せ、と大騒ぎ。記者はこの出来事を新聞にニュースとして載せると一座は一点、大盛況。テレビクルーも取材に来る始末。それはともあれ、ダチョウの扱いの話している時に、ダチョウをオークションにかけよう、とのアイデア。これが結構受けて25000ドルものお金が集まる。 しかし、突然娘のジュリーとモハメッドが消え去る。ジュリーに心を寄せていた記者は驚くもどうしようもない。
そして数ヶ月後、父親に会いに田舎に戻った記者はその地に同じサーカス一座が来ていることを知る。そして、ダイナー(軽食レストラン)でみたものは、談笑するジュリーとモハメッド(正確にはインド人外交官に化けた男)、そして父親。事件は一座が仕組んだ詐欺であった。 記者は新聞報道するなど、結果的に事件に組み込まれてあり、事件当事者でもあり、この事実を報道することはできなかった。 それにしても、ジュリーが記者に、モハメッドの宝石が実際ダチョウに呑み込まれるところを見ていない。ひょっとすると、モハメッドの一人芝居の詐欺ではないかと、モハメッドというインド人外交官がいるかどうか記者に調べさせるなどといった緻密なプロットに呑み込まれた記者ではあった。

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