2013年6月12日水曜日

CBS Radio Mystery Theater [This Breed Is Doomed]

メモの日時:1983518日(水)
タイトル:[This Breed Is Doomed]
Episode;0577


禁酒法時代のアメリカ。官憲に押収されるものと、自分のためにつくった酒の工場を爆破。酒を車に積み重ねる友人とともに二人で旅に出る。
幻に昔の彼女・サラが現れる。主人公を愛してはいるのだが、地道な生活が出来そうもない彼とは結婚はできないと、他の男と一緒になった。が、助けが必要な時には必ず彼を助ける、と。
ある町に着き商売を。友人をさくらを使って、車に積んできた砂糖水と酒でつくったインチキ飲料を魔法の薬と売りつけようとして、保安官に逮捕される。
無一文で町を追い出され、それも困るので、ただ同然でインチキ酒を売り、いくばくかのお金を手に入れる。
バスに乗り、路線の終点まで行く途中、隣に座った老夫人、名前は昔の恋人と同じサラ。夫のいる病院へ行った帰り道。席においてあった彼の聖書から彼を宣教師と勘違い。主人公はこれ幸いと話をでっち上げると彼女は所持金1000ドルのうち、20ドルを寄付する。この1000ドルは大恐慌で銀行預金が凍結される前に引き出し、家のローンの返済にあてるものであった。そして彼女がバスを下りるとき、隙をみて財布を手に入れる。

バスの終点の町行き、交通手段もないので、ヒッチハイクをしてトラックと交渉し乗せてもらうことになるが、先ほどの保安官がやってきて、「薬」に効き目があると、余分のものを買い求める。
懐が少し豊かになった主人公。元恋人のサラが「現れ」お金を返すように告げる。元彼女と同じ名前の老婦人のことが気になり、老婦人がバスを下りる時に告げた住所をもとに老婦人のもとにお金を返しに行く。彼女にお金を返すが、老婦人の旦那は元保安官。病院にいた、というのは警備員として病院にいたわけで、夫人から話を聞いた夫は、主人公を不審に思い、銃で脅し警察に引き渡す。
お金を奪いにきたのではなく、返しにきたのだ、留置場で当惑しているときに自動車事故の連絡が警察に。乗っていた男は死んでしまったとのこと。この車は、彼がヒッチハイクで乗せてもらうはずだった車。
彼は6ヶ月の執行猶予の罪に問われることになったが、結局は元の彼女の「お告げ」に従い、命を救われたわけである。

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