2013年6月26日水曜日

CBS Radio Mystery Theater [The First Childhood]

メモの日時:1983526日(木)
タイトル:[The First Childhood]
Episode;0707

弁護士である男性(ウオルターオーエンス)が海岸で絵を描いていると、夫人(レジーナサマー・フィールド)が現れ彼に話しかける。絵のことをあれこれ指摘され、立腹するも、心を落ち着かせ失礼な物言いをあやまる。そして、レジーナはウオルターを主人と共に夕食を一緒にと誘われる。ホテルに戻りホテルのスタッフにその事を話すと彼、レジーナの夫(エバーンス)は真珠湾で軍務中戦死しているのだが、彼女はそれを認めようとしない、とのこと。
その夜、夕食に招待されたレジーナ夫人の家を訪ねると、廃屋()のごとき家ではあるが、彼女は高価な家具に美しく飾られた家に住んでいると思い込んでいる。主人同席()の夕食の席で、夫人は貧しかった子供頃の話をし、お金を得るためにこの家に家政婦として働き、エバーンスと恋に落ちる。そして、彼の家族がトラブルに陥ったとき、彼にお金をわたし、彼の家族とこの家を救ったことなどを話す。
翌日ウオルターは、レジーナの姪の申し立てにより、レジーナが禁治産者であり、精神病院に入るのが適切であると申し立て、レジーナの住む家は取り壊されることを知る。この案件は裁判に委ねられることになっており、偶然、その裁判の判事は彼の古い友であることを知り、ウオルターはレジーナの弁護をかってでる。
ウオルターはレジーナのもとを訪れ、そのことを伝えると夫人は非常に喜ぶのだが、裁判を有利に進めるためにも、夫の死を認めて欲しいとのウオルターのアドバイスを拒否し、あくまで夫の死は否定し、行方不明であり、必ず戻って来るとの信じている、と告げる。
裁判が始まり、法廷では、レジーナの姪は夫人の財産を奪おうとしているのではない。夫人は別の世界に住んでおり、惚けて(the second childhood)といるのだ、と。

と、突然レジーナ夫人が反論。自分は惚けていないし(the second childhood)、貧しく体験できなかった幼児時代(the first childhood)、夢の中に生きてだけだ、と。彼女が信じているのは、今まさに、それが必要なのだ、と。彼女は美しい夢の世界である子供時代を過しているのだとの主張に、裁判官は申し立てを却下する。

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