メモの日時;1983年5月31日(火)
Episode; 0553
殺された医者の秘書が殺人犯である相棒に電話。どうして診察の録音テープを残したのだ、と詰問するが、その相棒の男は、あまりのセリフ・パフォーマンスの出来栄えに、テープを消すのがもったいなく、むしろ聞き返したほどである、と。秘書には完全犯罪だから心配無い、と述べる。
調べが進み、刑事が殺された医師の妻に、何か変わったことがなかったか、と尋ねると、殺される前の晩、電話を受けた後、医師が大変に困った様子であったとの妻の発言。早速、その電話の相手のもとを訪れ電話内容を尋ねると、医師に診断を受けた時の浮気に関する内容がタイプされて送り届けられ、口止め料を脅迫されたため、医師に抗議した、と話す。
医師は、秘書が録音テープを持ち出し、脅迫したことを知り、彼女を翌日クビにした。刑事と心理分析官は秘書が診察時に食事に出ていたので診察内容を知らない、というのは嘘であり、録音テープをオフィスでタイプし、送りつけた、との推理で診療所に出向き彼女に何食わぬ顔でタイプを依頼。脅迫文と同じタイプフェースと思いきや、タイプフェースは全く別物。実は犯行時のタイプは故障し修理に出していたため、別のタイプフェースであった訳だが、思惑の外れた心理分析官は窮地に陥る。
証拠のない限り逮捕はできないとの刑事の主張に対し、分析官はセリフの言い回しから、犯人は俳優であると確信。街の劇場を調べ、The Awakeningという劇が上演されていることを知り、そこにで出かけると、舞台では録音テープと全く同じくセリフ。その俳優を犯人と確信。秘書からの連絡で 分析官を殺しに来た犯人を、言葉巧みに誘導し、催眠術で眠らせて窮地を逃れる。実は分析官にとっては、これが最初の催眠術。緊張のあまり気を失うも、駆け付けた刑事とともに一件落着。
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