2013年6月9日日曜日

CBS Radio Mystery Theater [The Midas Touch]

メモの日時:1983517日(火)
タイトル:[The Midas Touch]
Episode;0529



192910月の出来事。詐欺師の夫婦、鴨にしたのが地方銀行のオーナー。女房をチェロキー・インデアンの女王と仕立て、通りがかりに見た銀行オーナーの姿を「女王」が“何と可哀そうに”と告げたとして会いに来る。禿げ頭では人の顧客に信用を得ることができず、競争相手の髪フサフサの銀行オーナーには敵わず、先の見込みがない、とかなんとか、言いくるめ結局50ドルでインチキ薬を売りつける。
50ドルをせしめた二人、レストランでゴージャスに食事の段。銀行オーナーに依頼された保安官に詐欺罪として逮捕されるが、そこは詐欺師の面子をかけて、反駁。法廷に立って、いんちき薬を買った銀行オーナーであることが世間に知られれて立場が悪くなるのでは、などとまたまた言いくるめ、楽しい夕食を邪魔され、公衆の面前で恥をかかされたとオーナーから再び損害賠償料を払わす始末。
これに味をしめた男、銀行オーナーに、すべてを金に変える錬金術(The Midas Touch)を生み出す機械をもっており、そこから生み出される未来を予測する新聞、それも未来の株式情報を掲載する新聞を1000ドルで売り込みに成功。
勿論、いい加減な数字を並べインチキ新聞をつくるのだが、10291024日の日付の新聞には株の大暴落を示す数字が並んでいた。それを見た銀行オーナーは取得株式をすべて売り払うように指示する。
部屋に戻り彼女からは魔法の機械を1000ドルで購入しておいたと伝えられる。もとよりインチキ印刷機であったのだが、そのことを知らなかった彼女が買ってしまっていた。びっくりした彼は大急ぎで印刷機を買い戻してもらうため印刷機を造った男を訪れるが、スクラップにするつもりでいるので、と結局15ドルで買い戻す。

落ち込む彼女を慰めているときに臨時ニュース。株の大暴落を知らされる。不思に新聞の株価の数字がニュース報道と完全に一致している。あわてて魔法の機会を買い戻そうと売主に連絡するがが、既にスクラップとなってしまっていた。

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