2013年9月3日火曜日

CBS Radio Mystery Theater  [Death Is Blue]


メモの日時;1983年7月28日(木)
タイトル: [Death Is Blue]
Episode; 0626


女性私立探偵 ジュリア・ホフマンのもとに男が現れる。名前はエドワード・バスカム。彼は妹マチルダの結婚相手の調査を依頼する。見栄えも良くなく40歳にもなる妹に近づき、結婚しようとするその男ダローの目的は妹の財産目当てである、と。そして、その証拠を見つけ、結婚を断念させたいと話す。
調査を開始すると直ぐに結婚相手の男ダローは前科があるのがわかる。私立探偵のジュリアはそのことをマチルダに告げるが、そのことは知っていた、と。始めて掴んだ幸せである結婚を諦める気持ちはない。更に調査を進めると、ダローには愛人があり、金騙し取った後はヨーロッパに高跳びの予定。更にダローは消費者金融業者に多額の借金があり、借金の取り立て人に追われていることもわかる。
このような事実を掴んだ私立探偵のジュリアが依頼主の男エドワード・バスカムに告げたアドバイスは、ビジネスに必要とマチルダから騙し取る10万ドルはおとなしく渡し、行方を眩ませてもらうのが最良の策、と。納得できない依頼主バスカムにジュリアは、その男ダローは危険な男であり、事件に巻き込まれない最善の策は、お金を渡して消えてもらうことだと、強く主張する。
その面談の後、アマンダからジュリアに喜びの電話。ダローにお金を渡すことができるようになった、と。アマンダは、彼は変わったと告げる。 しかし、それから5日後、地方検事長からアマンダが殺された、との電話。連絡が取れないアマンダを心配し様子を見にきたアマンダの兄が、争った形跡のある部屋に残された血痕と封筒から消えた10万ドルなどから事件として通報。
死体は見つかってはいないが、状況から、消えたダローを殺人犯と見なす。隣の夫人の聞き取り調査によれば、前日の夜明け、クルーザーに大きな荷物を運ぶ人影を見たと告げる。 アマンダを最後に見たのは5日前。ダローは彼女の兄バスカムが駆けつけた日の朝に、小雨の中を歩くダローを目撃した、と。要は、アマンダは金曜日まで、ダローは週一杯生きていた、ということになる。
アマンダの兄バスカムには、本当に10万ドル渡すよう伝えたのか、と疑念を呈する。この兄もお金に困っており、アマンダを殺害する動機はあると告げる。ダローの愛人のもとも訪ねるがダローの行方は知らないよう。彼女の話ではダローは借金取りに殺されたのではないかと話す。地方検事長は、アマンダはダローに殺害され、ダローは借金取りに殺害された、との見解。しかし私立探偵のジュリアは疑問を抱き地方検事長の許可を得て、犯行現場の調査続行。現場に訪れると隣家の夫人がゴミ箱の傍でゴミの収集がなく溜まったゴミに当惑。が、そのゴミの中に残った二つのアイテムをもとに、ジュリアは事件解明の糸口を得る。そのアイテムとはハンカチとメークアップの道具であった。
ジュリアがアマンダの兄に述べた推理は、アマンダがダローを殺害した、と。その理由は推論の域を出ないが、騙されたことに怒った故か、お金を渡すのを拒否し争いになった末の出来事か、ともあれダローを殺害。助けを求め兄に連絡。到着した兄は妹を救うため工作。彼女にダローの服を着せ、隣家の夫人に目撃させる。メークアップの道具はアマンダの顔の痣を消し、彼女とわからなくするため。
ハンカチやメークアップの道具をゴミ箱に棄て、本来なら既に持ち去られているはずではあったのが、この3週間ゴミ収集者のストライキで、ゴミがすべて残っており発見されたのである。
しかし、これはすべて彼女の推理。結局事件はダローがアマンダを殺害した、ということで幕を閉じるが、ジュリアは兄のバスカムに、今後一生、彼女アマンダを隠し守り通すことになるのでは、と告げ物語は終わる。

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