2013年9月18日水曜日

CBS Radio Mystery Theater  [Identified Flying Objects]


メモの日時;1983年8月9日(火)
タイトル: [Identified Flying Objects]
Episode; 0800


街中の道路上に円盤型の乗り物が現れ、交通が大渋滞。運転している「男」を警官が逮捕し留置。しかし、発する言葉は"ヴォーイーアマナ"と意味不明な言葉を繰り返すのみ。
判事の取り調べ。国連でもあうまいし、各国のことばで応答するも通じない。車の登録番号もなく、身元もわからない状態にお手上げ。SIA(宇宙調査の政府機間)も、車体は地球に存在するような金属であり、宇宙からの飛行体とは必ずしも断定できない、といった有様。
結局逮捕された「男」は精神科医師のもとに。しかし、ここでも"ヴォーイーアマナ"を繰り返すのみで医師もウンザリ。そんなとき、医師の部屋を清掃に来た女性マリー。医師が帰った後,"ヴォーイーアマナ"を繰り返す男と意味不明ながらも仲良く過ごす。そしてマリーが帰宅し、夢にうなされながら意味不明な言葉を発する。
翌日マリーは「男」のもとに。と、会話ができるようになっていた。で、その男が語るには、自分はアイボラという惑星から来た王の息子であり、その目的は地球を征服すること、と。調査の結果地球の環境がアイボラに似ているのがその主因である。驚いたマリーは、言っても無駄だとの「男」の言葉に逆らって、医師や男を逮捕した警官、判事に「男」の地球征服の意図を知らせようとするが、誰一人聞く耳持たず。
どうしようもなくなったマリーは、「男」を憎からず思いながらも、地球征服の企てを防ぐには「男」を銃で殺すしかない。銃を出して「男」に迫ったとき、「男」は「咳込む」、また「くしゃみ」を繰り返す。このような状態が初体験の「男」は、マリーに聞くと、それは「病気」や環境の「変化」で起きるのだ、と説明する。
男はこういった初めて知ったキーワードをコンピュータに入力することに。その間、「男」はマリーを好きだと告白する。アイボラからのこの「男」は相手の思ってることを読み取る能力があり、マリーが自分のことを気にしていることがわかったからである。
「男」が言うには、自分は王の息子とは言うものも、出来がわるく誰からも相手にされていなかった。自分のことを気にかけてくれたのはマリーがはじめてである。この地球への調査も、誰でもできる簡単なミッションであり、いわば島流しといったものであり、成果は誰も期待していないと告白する。しかし、地球が惑星・アイボラの移住の地としては最適の地であるとの調査結果は、皆を見返すことになると告白する。
そしてアイボラに交信。地球が最適の地とのレポートをするが、アイボラからの応答はミッションを開始して5年にもなるので、「男」のレポートは幻想であると信じない。途方に暮れる「男」とマリーのもとに、医師が現れ、マリーの発した言葉を言語学者が分析し、でたらめではない「言語」であり、この男が宇宙からの生物と断定した、と。で身柄をSIAに引き渡すことになったと告げる。
この知らせを受けマリーと「男」はアイボラに共に戻ることを決心する。「男」は駐車場に保管されているアイボラからの飛行物体を50ドルの駐車料金を払って取戻し、帰国すると。本国にも自分のレポートを証明してくれるマリーという証拠をもって帰国すると連絡を終える。
そのとき、激しい咳き込み。コンピュータが告げるには、地球は汚染されており、アイボラの人には適していない環境となっているとの御託宣。帰っても馬鹿にされるだけと悩む「男」に、マリーは心配ない、と。「男」はダメ男であっても、その妻はスマートであるから悩むことなどなにもない、と。
未確認飛行物体ではなく「確認飛行物体」としたタイトルは、なるほど、衆人に確認されている飛行物体ということであろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿