2013年9月29日日曜日

CBS Radio Mystery Theater  [The Two-Dollar Murders]


メモの日時;1983年8月15日(月)
タイトル: [The Two-Dollar Murders]
Episode; 0659



駐車違反で切られた2ドルの反則切符がもとで起きた連続殺人事件にまつわるお話。
人知れず付き合うビジネスマンのゴードンとその愛人のアルバー・バービー。ある夜、彼女の部屋で諍い。彼のビジネスに纏わる秘密をマスコミにリークしようとしたことに怒り、バービーを銃で殺害。
部屋を出て車を留めた場所に戻ると警官が駐車違反の切符を切っている。ここで切符を切られたら犯行現場近くにいたことがわかるため、その警官フランク・ポリードにそれとなく金を渡すから違反切符を切らないようにほのめかす。しかし、賄賂などとんでもないと警官フランクは違反切符を切ってしまう。
そのフランクは巡回の途中、ちょっと食事に軽食堂に立ち寄り。そこの女主人マリーが2ドルの無銭飲食の男を追い出した話をしたとき、フランクは自分も同じ2ドルをもとに起こったエピソードを話す。服装も決まっており、高級車に乗る男が2ドルをけちるとは、といった軽口を述べ、再び巡回へ。
翌日ゴードンの自宅。妻のロリーナが新聞記事に載った昨夜の連続殺人事件のことを夫に話す。記事には、女性と警官が殺された、と。そしてその警官はフランク・ポリードである。妻の話に対し、夫のゴードンは「アパート」で「若い」女性が殺されたなど、妻が伝えていないことを思わず漏らし。そのことを妻から指摘されるが、何とか話の辻褄を合わせる。
ゴードンの妻は、夫が持ち歩く38口径の銃が心配の種。銃などもっていると事件に巻き込まれるから携帯を止めてほしいと願うが、夫のゴードンは自分のような金持ちは自分を護るために必要と主張する。
場面はマリーの軽食堂。ゴメス刑事との話によれば、警察は警官のフランクとバービーが関係をもち、フランクがバービーを殺し自分も自殺したとの見解。フランクをよく知るマリーは、フランクは夫婦仲も良く、警察の見解は間違いであると強調する。
代わってゴードンの自宅。妻のロリーナは警察に銃の口径を尋ねる。夫の言動に不信感を抱いたのだろう。この犯人の妻の真相究明の動きと並行し、軽食堂の女主人マリーもフランクの無実を信じ真相究明に動く。ゴメス刑事を訪ね、犯行当夜の警官フランクの話した駐禁違反切符のエピソードを話し、金持ちであるのに2ドルの違反切符をもみ消そうとしたということは、事件と関係があり、この違反切符を取り返すために警官のフランクを殺したのでは、との推理を述べ、であるとすれば、違反切符の連番が1つ抜けているはず、と。警察で確認すると切符の連番6228が抜けていた。
再びゴードンの妻。夫の出張先と言うフィラデルフィアのドーソン氏に連絡を入れると、そんな面談の予定はなかったことがわかる。更に警察の当該事件の直通番号に電話し、応対に出たゴメス刑事に銃の確認をする。夫のもつ38口径のリボルバーはバレンタイン社製の特注品といったもの。犯行に使われた銃の特定を警察に依頼したときに電話が切れる。夫が戻ってきたのだ。
夫は妻が電話したフィラデルフィアとニューヨークの通話先を問い詰める。その時はなんとか言い逃れるが、夫は通話先を確認し妻が自分を疑っていることを確信する。そして、特製の銃で共に死のう、との夫の言葉に妻のロリーナは自殺をするから銃を渡すように夫に願う。そして銃を手に入れたロリーナはやむなく夫を銃で撃つ。警察が手掛かりをつかみゴードン宅に急行してきたのは、その後であった。

1983年8月16日(火)
前半台風情報のため録音不可


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