2013年9月12日木曜日

CBS Radio Mystery Theater  [A Question of Identity]


メモの日時;1983年8月3日(水)
タイトル: [A Question of Identity]
Episode; 0731



身元(identity)を証明するすべてのものを奪われ、宝石泥棒の犯罪のプロットに巻き込まれた男の話。
ニューヨークの宝石商で働く主人公ポール・チェイパン。商売が上手くいかずボスであるモルクに呼び出され、てっきりクビを宣告されると思いきや、1000個ほどの原石を見せられ、アムステルダムの研摩士の元に届け商売の交渉をするように,との話し。
ボスによれば、税関の書類も準備済み。ホテルも決めており、そこのマネジャーのハンス・コペル、コンシエルジュのバナー・グルーにも話しを通してあるので、直ぐに出発し、夕刻の6時頃チェックインすればいい、とのこと。
指定された6時にホテルに到着。コンシエルジュのバナーがすべてを差配。宝石の入ったアタッシュケースをホテルの金庫に入れ821号室に。不思議な事にコンシエルジュのバナーはマネジャーのコペル氏とポール・チェイパンの接触を遮ろうとする。部屋に入るとメードのヒルダがマネジャーのコペル氏からのwelcome drink。8時に夕食の予約をし、ヒルダにすすめられるままワインを飲む。
翌朝、マネジャーのコペル氏がコンシエルジュのバナーにポール・チェイパンの様子を聞くと、すでにチェックアウトとのこと。コペル氏は不可解な様子。その時コンシエルジュのバナーにポール・チェイパンから連絡。夕食が遅れる、と。もう朝だと伝えると驚くチェイパン。それ以上のポールの驚きは、コンシエルジュのバナーが自分のことを、エドマー・モリスと呼び、部屋も822号であり、821号のポール・チェイパンはすでに宝石一杯のアタッシュケースを受け取り、チェックアウトしているとのこと。
驚愕のポールに対応すべくマネジャーのコペルが822号に向かい、事情を聞くが、身元(identity)を証明するものがなにもなく警察に留置される。で、アメリカ領事館のアダムス氏の登場。事情を聴き、罠にはめられたと判断する。容疑者はコンシエルジュのバナーとメードのヒルダ。そしてFBIに照会の結果エドマーモ・モリスは国際的な宝石泥棒と判明。人相など罠に嵌められたエドマー・モリスと仕立て上げられたポールとは似ても似つかぬ人物であったことは言うまでもない。
そして新たな容疑者登場。それは突然ニューヨークからアムスゲルダムに現れた宝石商モルク氏。領事館のアダムスは、時間的にみてモルク氏が知るはずのない宝石盗難のことを知っていることに疑念を抱き、モルク氏を監視。結局モルク氏がエドマー・モリスのもとを訪ね、分け前のことで諍いを起こすも、当初の取り分より1万ドル少ない4万ドルで手打ちし、部屋を出たところで御用となる。宝石泥棒として悪名高いエドマー・モリスは、素人と組んだことに後悔し、話しが終わる。

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