2016年1月15日金曜日

CBS Radio Mystery Theater  [A God Named Smith]

メモの日時;1983年8月25日(木)
タイトル: [ A God Named Smith]音声は左の英語タイトルをクリック
Episode; 0658


どうもこのエピソードのような荒唐無稽な話をキャッチアップすることは、英語力・想像力の不足が相まって誠に難しい。まずは降参の旗をあげた上でメモをはじめる。
話はスミスと呼ばれた「神」の一生の話。神が生まれたのはそんな昔ではなく1997年のことである。
話はスミスの伝記を書こうとする作家が、スミスを最もよく知る男ルーク・ウインゲートに聞き書きする形で進む。
ルーク・ウインゲートが大学2年生とときスミスが転校してくる。スミスの歳は13歳だが、4年生である。モンキーレンチのエピソードなどで天才の一端を示すなどしながら、ルークはスミスの唯一の「友」となる。
しばらくしてスミスの部屋に訪れるようになり、部屋に置いてあった聖書を見かけ開くと、創世記の箇所の「神」の箇所を「スミスが宇宙つくり。。。」といったように「スミス」に書き変えているのを驚く。
そんなルークにスミスは一見棺のような装置を示し、そこに「宇宙」を生成するのだと告げる。装置が起動し、そこに小宇宙が出来上がるが、なにかの手違いで結局この装置は爆発。ルークは呆然とするスミスを助け出すが、大学の建物を破壊し、放射能汚染を起こしたことによりスミスは退学となる。
スミスが大学を去る日、彼は両親の話をする。父は彼が3歳のとき亡くなったが、母親が精神性の強い人であったようである。そして、伝記作家がルークのことをスミスは彼のガーディアンエンジェルであった、と後日語ったことを話すと、それに対しルークは、スミスが去り際に“自分の命を救ったことは、彼(ルーク)にとっても重要なことである”と話したことを告げる。
それから6年。ルークはジャーナリストとしてのキャリアを上る。多くの応募者の中から彼が選ばれたのは、スミスの起こしたエピソードや事件のレポートが大きく役に立ったとも告げる。ルークは3年間努力の結果、その後署名記事をかけるまでになり、女優のエブリン・ウィルソンとも交際するようになる。そしてそのエブリンがきっかけで再びスミスと会う事になる。
エブリンの劇の後援者がハワード・チューニーであったのだが、このハワードがスミスの後見人でもあり、その仲介でスミスと再会。スミスのもとに赴く。スミスは19歳となっていた。スミスは宇宙の生成実験を未だ行っており、大規模な宇宙を生成し得るようになったが、唯一の失敗は「生命」」を創造できなかったことであると告げる。そして地球外に新たに自分の宇宙を造ると話し、そのために必要なお金を株で儲けようとしていること、そしてルークにはスミスの創る世界への参加を誘われるがルークは断る。
それから6ヶ月後、株の大化けでマーケットは混乱。後見人のハワードは自殺するといった事態にはなるがスミスは大金を得、その資金をもとにスミスの世界建設に邁進することになる。
ルークは突然のクビ宣言。スミスの根回しの結果であり、スミスは1万ドルでスミスの設立した企業で働く事に。コンピュータープログラマーを3000人、科学者6000人擁する大企業。百万人の優れた人物を募集しスミスの世界の住人とする計画が進む。しかし、スミスの「友」というだけで、大きな部屋に特に何もすることのなく座るルークは辞任を求める。しかし、スミスは最後のアサインメントとして西海岸に済む高名な科学者マーチン・コークランドのスミスの世界への参加取り付けを求める。
長期に渡るコークランドの説得に成功しエブリンのもとに戻ると、なにか雰囲気がかわっている。そしてエブリンが話したことはスミスの公園でスミスの世界を扱った劇が上演されるようになり、自分は悪魔の役を得たと話す。
劇の上演される1ヶ月前には地球外へ出発する宇宙船の発射準備が極秘に行われる。そして上演当日、劇が終わった後にエブリンの部屋を訪れると底にはスミスの姿。ルークはふたりのもとを去る。
月日が経て2007年。スミスは地球外にスミスが創造した宇宙世界を造り終える。一方ルークは酒浸りの日々で、弱小新聞社で働いていた。そこにスミスが現れる。それは実際のスミスではなく、投影された「幻影」ではあった。そしてスミスはルークにスミスの世界に参加することを求める。
その頃、優秀な人々が地球からいなくなることを怖れる人々を中心にスミスの暗殺計画がもちあがる。スミスもその集会に参加し、スミス暗殺の目的でスミスの世界に入る事にする。スミス暗殺の武器は髪に仕込んだ毒薬。結局その毒薬はスミスには通用しなかった。毒殺しようとしたのはスミスではなくスミスの幻影であった。
ルークはスミスの世界で投獄。ルーク以外にも反乱者が投獄されていた。そこに現れたのはエブリン。幻影ではあるが、そのエブリンにスミスの妻の権限で解放するよう要求。自分も捕虜であるというエブリンと落ち合い逃亡をはかる。そこにスミスが現れるのだが、そのときファームランドで大爆発。ルークはスミスに科学者ではあるが神ではないと伝える。大爆発に神に祈るスミスを残し、エブリンとルークは他の2500人と宇宙船で逃亡に成功するが、その他のスミスワールドの住人は助かることはなかった。
所感;といったことがあらましではあると思うのだが、面白さはさっぱりわからなかった。

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