2016年1月6日水曜日

CBS Radio Mystery Theater  [Boomerang]


メモの日時;1983年8月18日(木)
タイトル: [ Boomerang]
Episode; 0676

主人公はマリー。16歳。数年前父亡くし、街から離れた周囲に家屋とてない田舎に母親と二人で暮らす。現在のマリーの関心はロビン・グレー青年。年齢30歳。小説を書くためにロンドンからこの地を訪れ、近くの海岸に住み1年近くなる。マリーは同世代の男性には興味を示さず、ロビンに恋する。ロビンはそれに対し少々負担に感じているようである。
マリーの母親のキャロルは恋人である医師ジョンにマリーのことを相談。ロビンと会わない時は一人部屋に篭り、低い声で何かを呟いており、それは「祈り」のように感じる、と。その夜、マリーは「魔術の言葉」を呟き、会いに行きたいとロビンに願うが、小説の最後の仕上げに忙殺されているロビンはそれを断る。母親のキャロルが「祈り」と思っていた呟きは「魔術の言葉」だった。 母のキャロルがマリーの部屋に入ると窓が開け放たれ誰もいない。ロビンの断りも無視しマリーは雨の中ロビンのもとへ行く。しかし雨に打たれ病気になる。
1週間後。ロビンがマリー宅に現れロンドンに戻ると伝える。小説が完成し、出版社との打ち合わせのため、その日の午後ロンドンに向かうとのこと。部屋で床に伏せていたマリーは母親からそのことを聞き、「魔術の言葉」と共にロビンを車で追っかけるが交通事故に遭う。
その1週間後。事故より回復したマリー。今度は銃を持って車で家を離れる。その銃は母親キャロルの恋人である医師のジョンが護身用にキャロルのもとに置いていたものである。(ここからは夢か、実際にロンドンにいったのかはっきりわからないが、)追いかけた母親とジョンの制止もあり、マリーは「魔術の言葉」と共に銃を撃つも誰も怪我することなく終える。
そしてマリーと母親の恋人ジョンとの会話。母親との結婚の承諾を願う話の中で、ジョンは突然マリーが呟く「魔術の言葉」を語り始める。驚くマリー。更には魔術を願う者なら必須の書籍を挙げ、マリーにその本を読んだかと尋ねる。読んでいないと応えるマリーに勉強不足だと指摘。勉強不足だから、「魔法のことば」の助けをもってしても、ロビンに会いに行っても病気になるし、車で追っかけても会うこともできず、逆に事故に遭う始末。銃も目的を達することができなかった、と。マリーが魔術に心が向かったのは(はっきりとは聞き取れなかったが)14歳で父親の死に際して、神の加護が得られなかったため、逆に悪魔に助けを求めるようになった、よう)。
で、医師のジョンが告げるには、医師とは昔の魔術師の後裔のようなものであり、自分も魔術の書物はしっかり勉強した、と。魔術にも「黒魔術;自己の欲求・欲望を満たすために行われる魔術」と「白魔術;利己ではなく利他のために行う聖人の魔術」があり、マリーも白魔術を学ぶべきと教える。
そして、家族となった3人揃って「魔術」の古典が所蔵されているストックホルムの王立博物館への旅を提案する。http://www.cbsrmt.com/episode-676-boomerang.html

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