2016年1月13日水曜日

CBS Radio Mystery Theater  [The Colony]


メモの日時;1983年8月23日(火)
タイトル: [ The Colony]](音声は左の英語タイトルをクリック)
Episode; 0549

ニューハンプシャーを車でキャンピングツアーを楽しむ夫妻。住民600名余りのコロニーと言う町を走っていると、突然円盤が現れる。一帯に円盤着陸の痕跡が残り、それも1度だけではないようである。
驚いた夫妻は警察に通報に出向く。シェリフは応対するも、それほど真剣に取り扱ってくれない。暗くなる前にキャンピングサイトへ行きたいのだが、市長との約束があるので、知り合いの食事処で待っていてほしい、と。
シェリフに連れられ、レストランに向かい女主人と話をしながら待つことに。一方、シェリフは市長と二人の扱いを相談。実は、この市長やシェリフも含め町の住人は宇宙人に「乗っ取られて」いたのである。相談を終え、夫妻のもとに戻り、二人を飲酒運転の罪で拘束する。ありもしない円盤を見た、ということは飲酒運転であると決めつけ、この町の規則では飲酒運転は厳しく罰せられる、との理由である。
否応も無く夫妻は留置され、一晩を過ごす。朝になって昨日のレストランの女主人が朝食をもってくる。ふたりに話すには、自分も円盤を目撃したことがあるし、町の人はすべて宇宙人に「乗っ取られて」しまった、と。自分も理髪店のパーマのような装置に坐らされ、宇宙人に「乗っ取られ」かけたのだが、辛うじてそれを阻止できたと話す。それは、自分の先祖が頑固な精神故に魔女と見做され弾劾されたのだが、その「頑固」な精神を受け継いだ自分だけが「人」として留まった、と。何故この町を出ないのか、との問いには、住み慣れた町を離れられないのだと話す。そして、本日町民集会があり、その場で夫妻も宇宙人に「乗っ取られる」ことになる、と伝える。
集会所に連れてこられた夫妻。市長の周辺に宇宙人の姿を認めながら、集会がはじまる。壇上に呼び出された夫妻。「宇宙人」に乗っ取られることにより、新たな世界がはじまる、といったセレモニーの後、夫は突然スピーチを始める。市長にむかって、勇気、頑固さをもって「乗っ取られた自分」を取り戻せと説得する。結果、市長は「人」に戻る。それを契機に住民すべても断固たる決意で「人」に戻る。
住民すべてが「人」に戻り、町を離れる夫妻。その夫妻にレストランの女主人は、宇宙人に乗っ取られた住民はこの町だけではないかも、と言った余韻を残し物語は終わる。

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