2013年5月20日月曜日

CBS Radio Mystery Theater [The Death Shot]


1984427日(水)
タイトル:[The Death Shot]
Episode;0754

1967年、クーデターで政情不安なギリシャを訪れたアメリカ人の夫婦、夜、アクロポリス神殿の写真を撮っている時、夫人が偶然に人を突き落す現場を目撃する。夫は、はじめは信じなかったが、翌朝の新聞記事で同じ現場で転落死した記事を読み、また現像した写真を見て夫人の話を信じるのだが、他国、それも民主的でない国状を考慮し、警察に届け出るかどうか悩み、結局、ちょっとした知り合いのいる米国大使館を訪ねる。
大使館で会った人物、写真に写る男を確認し、その男はクーデターを起こし、秘密警察を握り政権を操る人物であると教えてくれる。しかし、この事件に関与しないほうがいいと忠告し、後は自分に任せるようと写真を預かる。
この男、実は相当の悪で、写真に写っていた秘密警察のボスに連絡し、事件を黙る代わりとして金を求める。突き落された英国生まれのスキャンダルハンターは秘密警察のボスをなんらかの理由で脅迫していたようである。この要求と言うか脅迫に対し、秘密警察のボスは。金は現金ではなく、大変貴重な絵画を与え、それを売りさばいて金を手に入れるように話をつける。そして、その取引を受ける代わりにそして、ネガをすべて自分に引き渡し、その上、事件を目撃した夫妻を消すようにと、要求する。
それを受け大使館の男は夫妻に連絡し、ネガをすべて送るように伝える。そして悪者同士の取引の日、秘密警察のボスは取引の場所を、脅迫者を突き落したアクロポリスの神殿を指定する。偶然のことではあるが、アメリカ人夫妻もギリシャの想い出にと、同じくアクロポリス神殿に彼女の写真を撮りに出かける。夜のことでもあるのでストロボも用意して出かける。
取引がはじまる。ネガを提出するも数が足らない。それは夫人がまさかのときのために引き抜いていたのである。約束を守らなかったとして、警察に連れてゆく、と。それも貴重な絵画を傘の裏に隠して国外に持ち出す容疑で逮捕する,と。しかし逃げようとした男はサイレンサーで射殺される。同じ神殿に写真を撮りにきていた夫妻が殺人を目撃。神殿で大使館の男を見かけ、また先日の写真に写っていた人物がもっていた傘を目印に、殺人犯が先日と同一犯と確信。
殺人を目撃された秘密警察のボス、銃を撃つが的が外れストロボに当たる。そして襲いかかってきたとき、自分が壊したストロボの電気に感電し、一件落着。

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