2013年5月13日月曜日

CBS Radio Mystery Theater [Something to live for]



メモの日時:1983418日(月)
タイトル:[Something to live for]
Episode;1316

元警官、現在は橋番をしている主人公、仕事をしながら、警察無線通信を傍受するのが楽しみ。テレビを積んだトラックが発見されるも、引き取り手の現れない、といった通信を聞いているとき、如何にも橋より身投げしようとしている男を助け、詰所でその身の上話を聞く。女房もガンで亡くなり、仕事上のトラブルで保険詐欺で訴えられ、前途を悲観して自殺しようとしていた。
ひとりで帰すのは心配なのでその男を家まで送るに、家が荒らされ、鏡には「次はお前の番だ」とのサイン。ひとりにするのはまずいと元警察官の主人公はその男を自分の自宅に連れて帰る。
主人公の奥さんもポーランド出身ということで、少し落ちつき身の上話。ポーランド生まれのこの男、名前はジェイコブ。昔のラジオ技術者の腕を活かし、アメリカの従弟を頼り渡米。従弟は発見出来なかったが、テレビの修理からはじめ、小売そして日本からの製品輸入までに事業をし成功に至ったのだが、女房が亡くなって以来、商売がうまくいかなくなった。輸入した商品を次々と盗難に遭い、保険詐欺として裁判の身であるといったことを話す。
主人公はそこで、傍受した警察通信にあった引き取り手のないテレビの案件が、ジェイコブと関連あり、と昔とった杵柄、女房が亡くなった後、仕事を手伝ってもらっていた日本人の女性が怪しいと、その消息を探すことに。警察からも情報を得て捜索を開始。ジェイコブの言っていた倉庫業の男・ハーパーに日本人の女性の消息を移民局の職員に化けて聞き取りを図るが、ハーパーから協力は得られない。
警察からの情報で税関に置かれているジェイコブのテレビをチェックするに。細工が加えられている。テレビに事件を解く秘密があると税関上屋に入り込み、テレビの中を調べると中にはコカインが隠されていた。
テレビの宛先は元の競争相手。ふたりは、テレビの中に方向探知機を入れ、テレビを受け取りにきた犯人をみつけよう、と。一時は犯人に捕らえられるが、主人公の奥さんの機転により警察に知らせてあったため、助けられ、一件落着。
警察から、フリーランスの刑事の依頼を受けるもその申し出を断り、ジェイコブと一緒に主人公の奥さんが名付けたThe Polish Connectionという探偵社をスタート。
「苦しんでいる見る者には、一言が、大いなる助けとなる」との格言。

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