2013年5月9日木曜日

CBS Radio Mystery Theater [The Innocent Murderer]

メモの日時:1983413日(水)
タイトル:[The Innocent Murderer]
Episode ;1351


リンカーン大統領暗殺事件に関与した、南部連邦の秘密工作員の物語。
リンカーン大統領を誘拐し、それを人質に南部連邦の捕虜を解放する、との計画に加担した主人公は、大統領と国務長官の暗殺事件の犯行グループ、とく自身も、身に覚えのない、国務長官暗殺を計った犯人として指名手配されていることを知り、驚きの余り気を失うことに。
カナダへの逃亡を計るも、お金も無く無賃乗車の列車から降ろされたりしながら、なんとかカナダに逃げ、南部連邦の協力者に匿われる。その地も危うくなりはじめ、協力者の勧めで海外逃亡を図る。
船上で知り合った協力者の友人に、追跡者の影を感じ、結局その友人に、自分の正体を話すことになる。が、その友人が領事館に通報し、居所を知られることになり、名前を変え、ローマに逃れ逃亡生活をおくる。
ある日主人公の前に現れた男。彼こそが、船上でも追跡者の目を感じた人物であった。彼は主人公を追跡者し結局ローマの当局に通報し、主人公は捕らえられる。
絶壁に囲まれた牢獄に入れられた主人公は、護送の途中、絶壁から海に飛び込み逃亡を図り、一旦は成功するも、結局囚われ、本国に送還される。
そして裁判の結果は無罪であった、という実話に基づいたお話。夢の中でのリンカーン大統領の暗殺犯人との会話などで、南部連邦軍が崩壊し、当初の誘拐計画が無意味となり、暗殺に計画が変わっていくことなどが面白い。

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