2013年5月15日水曜日

CBS Radio Mystery Theater [The Jataka]


メモの日時:1983420日(水)
タイトル:[The Jataka]
Episode;1318

宇宙の創生 、永遠の命the Jataka。サンスクリット文字を「恋人」に学問一筋の女性古代学者。インドでの滞在も終わりに近づいた時、講演会で出会った古代学者に自宅に招待される。
彼女が訪れるも、博士は家にはおらず、博士の秘書と召使のみ。博士の消息を尋ねるも、漠として掴めず。次第に焦りをかんじはじめる。
召使に尋ねると、博士のいなくなった朝は女性と過ごしていたため、わからない、と。そして秘書の秘密を告げる。正当防衛ということで罪には問われなかったが、秘書は英国にて人を殺しており、彼が博士を殺した、と。
秘書に尋ねると、今度は逆に、召使は怠惰であり、手癖が悪く、博士も彼をクビにする予定であったとのこと。博士は厳格であり、そのため召使に嫌われていた、と。双方の言い分が異なり、疑問が大きくなり、困惑。
困惑と言えば、秘書の愛のアタックに、学問一筋で恋を知らない女心は穏やかならず。しかし、召使が、秘書が博士の業績を盗み独り占めしようとしていると打ち明け、その後に秘書が彼女に古代文献の翻訳を依頼するにおよび、秘書が博士を殺したと確信するに至る。
そして、ついに博士の家の近くの川で博士の遺体が発見される。殺人犯として秘書が逮捕されるが、彼女の頭に博士の言葉が響く。そこで彼が残した古代文字の文献を読むと、「永遠の命Jetakaを見つけ、この命の流れは自宅近くの川にあり、そこに身を投げて宇宙とひとつとなり、流れの果てに身を任す」とある。このことから、博士は他殺ではなく自殺であると警察に告げ、秘書を釈放してもらう。
そして彼女の出発の朝、彼女は召使と秘書を呼びこう告げる。召使は博士の自殺の手助けをした、また、秘書はその事を知っていながら見逃した、と。彼らに罪の意識を喚起する。そして、博士がJatakaで「自由」になったように、一時、秘書の恋のアタックに女性としての心を惑わされた彼女も、女性としての「自由」を得たと言い残して去る。

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