2013年8月5日月曜日

CBS Radio Mystery Theater [The Chess Master]


メモの日時;1983年7月6日(水)
タイトル: 「The Chess Master]
Episode; 1334


チェスの駒のように何かに操られた男の、危機を脱出した物語。
主人公チャーリー・ウイリアム。職を失い、職を求めて町を歩いていたとき、偶然に賭けチェスの男に誘われ、一局つきあう。何かを賭けなければ面白くないと、両者はどうでもいいもの、チャーリーは鍵、チェスマンはコインを賭けて勝負。チャーリーの勝ちとなりコインを手に入れる。
チェスマンはこのままでは心残りであり、自分にも勝つチャンスを与えてほしい、と言い、その条件として、ある特定のセリフを挙げ、万が一町で偶然誰かにそのセリフで尋ねられたら再度勝負してほしい、と。
翌日職業紹介所のあるビルで、美しい婦人が人待ち気。この女性、チャーリーを待っており、チェスマンから伝えられたセリフを述べる。チャーリーは彼女にコインを与えると、交換に封筒を渡される。仲には何と5000ドルが入っていたのである。チェスマンに尋ねるのだが、自分とは関係ないと言うし、チャーリーは途方に暮れる。
約束どおり再勝負。今度はチェスマンの勝利。チャーリーのexecutive washroom のカギをチェスマンに与える。途中で、チェスマンの友人が企業広告で人を求めているので紹介するから行ってみれば、とのアドバイス。結局、Topkinsのオフィスを訪れ話を聞くが、大変な高給にもかかわらず、仕事の内容が不明。一応妻にも相談するが、何となく変なので決心しかねているのである。

結局仕事を引き受けるのだが、当面何もする事がないので、ディスクを持っていき、チェスマンの相手でもしてほしいと言われる。ここまでの状況で、チャーリーは、自分は何か仕組まれていると思い、当局にディスクを持って行くと、逆に脅されて、断るも引き受ける事になる。
チェスマンのところに行きゲームを始めようとするが、チェスマンはチャーリーのもってきたディスクはTopkinsのものと違うと抗議する。何も価値のないものを賭けるのだから、何でもいいではないかと言い返すが、チェスマンは聞かず、彼の妻が仲間によって捕らえられているとか、チャーリーの鍵を犯罪の現場に置いて容疑者に仕立てるとかといって脅し、ディスクを返すことを要求する。
チャーリーは絶体絶命。チェックメイトとなるが、ここでチャーリーは大番狂わせの手を打つ。その場にFBIが現れチェスマンを逮捕。昨夜チャーリーがFBIに相談に行き、それをもとにTopkinsのところを盗聴し、更にチェスマンの話も一部始終聞いていたわけである。彼らはソ連のスパイであり、これによりスパイ網は壊滅した。

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