2013年8月27日火曜日

CBS Radio Mystery Theater  [The Romance of Mary Oates]


メモの日時;1983年7月21 日(木)
タイトル: [The Romance of Mary Oates]
Episode; 1347


話はメアリー・オーツの殺人の場面から。彼女が気づいたとき、獄ではなく病院の分析医の診察を受けているのである。そして、そもそもの事件のはじまりから話してほしいとの医師の要請に応じてメアリーの話が始まる。
せっせと貯金し、父に贅沢と言われながらもミンクのコートを買い、職場であるPR会社に着ていくと、ボスは彼氏ができてプレゼントしてもらったと誤解する。丁度そのときコートを買った店からパーティ招待の電話があるのだが、それも彼氏からの電話と誤解されたことが、話を一層ややこしくするのである。
引っ込みのつかなくなった彼女はボスに彼氏の名前はバート。デートの約束があると話し、ボスはデートの後の一杯にPumpkin Patchがいい、と知らされる。
パーティでひとりぼっちでいると、ひとりの男が寄ってきたのだが、その名前は偶然バード。彼とダンスを楽しむ。
翌日バートから電話があり、セントラルパークでスケートをしよう、と。いつも日曜は父と映画に行くのだが、そこに行くが途中でいなくなる。先日のPumpkin Patchでも途中でいなくなる。こうして、劇場に行ったり、メアリーがいままで経験したことのないことを楽しむのである。
ある日、Pumpkin Patchでバードが話があるというので、てっきり結婚の話と思い喜ぶのだが、バートが言ったことは、ゲールという女性と結婚する、ということ。彼女はメリーと同じ頃知り合い、ゲールに恋をしてしまったと許しを乞う。メアリーは警察に行き、銃の許可証を貰い、別れ話のその日、彼を殺してしまった、と話す。
メアリーの話が終わり、父親に面会の許しを与え、彼にもバートの事を聞くが、彼はバートには会ったことがない、という。また、会社のベンショー氏も電話は会ったようだが、実際に会ったことはない、という。バーのジャックに会って話を聞くと、この3、4ヶ月、メアリーはバーには来ていたが、いつも一人で、独り言を喋り、自分で頷いていたと証言する。そして、事件の日、突然銃を取りだし鏡に向かって銃を発砲した、と。
結局、バードという人物ははじめから存在せず、メアリーがすべて一人で夢見、つくりあげた夢と現実が混在した夢見心地のお話であった。

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