2013年8月10日土曜日

CBS Radio Mystery Theater [A Most Dangerous Animal]


メモの日時;1983年7月13日(水)
タイトル: [A Most Dangerous Animal]
 Episode; 1339

試合で自分の力を誇示したいばかりに前チャンピオンを殴り殺してしまった男。コミッショナーから相手の未亡人と子供にファイトマネーの一部を生活の為に寄付しては、との提案もなんのその、彼の育ての親であり長年のマネジャー兼トレーナーの忠告にも聞く耳を持たず。 丁度そのとき、トレーナーの娘で、この乱暴者と結婚したが、今は別居しテキサスで子供と一緒に暮らす娘が現れ、彼に離婚を申し出る。
しかし娘の父親は、男が昔にも増して凶暴になっているので、その申出は今は止したほうがいいと止めているとき、男が現れ、案の定、勝手に出て行った女に金もやらないし離婚もしないと断言する。
彼女の新しい婚約者、テキサス男子、話せばわかるとジムに乗り込むが強烈なパンチに気を失い、恥をかかされたことを恨み、男に仕返しすると公言する。育ての親のマネジャーも、いよいよ愛想を尽かし、次の試合が終わったら縁を切ると話す決心をする。が、それより先に男から、新しいマネジャーにマフィアの札付きいかさま男を使い、次の試合、こちらが有利な予想を覆し、5ラウンドでわざと負け、賭け金を山分けし、その次の試合で自分が勝つこと告げ、次の試合ではマネジャーの取り分はなく、トレーナーの分だけを払うとの縁切り宣言。
長年の恩を忘れたやり方にマネジャーも次第に怒りだす。 その頃、娘が男に殴り倒され重傷で入院することになる。それ以前から男に仕返しを計画し銃を手に入れていた婚約者は、“殺してやる”と言い残し、娘の父親と計画を練る。
試合の前日になって現れた男、疲れきった様子。聞くと、夜中に電話が鳴りっぱなし。寝ることもできず、試合中に殺してやる、とのこと。それも八百長の5ラウンドに銃で殺すとのこと。元のマネジャーに泣きついて助言を求める。5ラウンドで殺すというのなら、4ラウンドで負けて試合を終えればいいのでは、とのアドバイス。そして、父親と婚約者は連絡を取り合って打ち合わせ完了。
試合当日、この男、とても試合どころではなく、殺される事が心配で、寝不足もあり、生彩なし。4ラウンドの途中でクラッカーが鳴った時、この男、リング上に倒れ、殴られたわけでもないのにカウントアウト。コミッショナーも、この試合をドローとし、男の試合態度の不自然さより、当分出場停止の処分となる。テキサス男と娘は飛行機にてこの地を離れる。

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